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校長の所感

                                                      志摩町立桜野小学校
                 ◆聞こえるBGMは「グリーンスリーブス」「music by Sora Aonami」

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17 祝 桜野小学校PTA広報部ホームページ開設!

 平成19年9月11日、桜野小学校公式サイト開設から841日目、念願のPTA広報部によるサイトが公開。PTA予算で購入したPTA専用のパソコンからの情報発信である。広報部による情報発信は、平成17年度、18年度、広告付きの無料サーバーを使っていたが、3年目にして初めてPTAの手による自前のホームページとしてサーバーアップされた。格段の飛躍だと思う。少なくともこれまでの桜野小ホームページによる情報発信のよさが理解され、こういった形で出てきているといえる。直接HP作成に携わったのは、PCに特別に堪能ということもなく、HP作成ソフトに初めて触れたという普通のPTA委員さんである。このことは、情報発信の強い意志さえもっていれば、誰にでも簡単にホームページ作成ができるということを身をもって示していただいたともいえる。そして、今後、PTA広報部の仕事としてホームページによる情報発信が引き継がれていく。また、広報部サイトと桜野小学校公式サイトとタイアップして、充実した情報発信・情報公開が期待できる。
 この「おりふし日記」、更新情報・桜野小HP管理人としてのつぶやきというものでなく、そのおりふしの校長としてのエッセイを発信するために設置している。前回の発信からもう10ヶ月、公式サイトの更新におわれてエッセイどころではなかったというのが正直なところであるが、今後、このブログにもおりふし立ち寄ることが多くなる期待感でふくらんでいる。

2007-9-12  08:30    おりふし日記より


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16 平成19年度福岡教育事務所学校訪問における学校経営説明


  「一人ひとりの確かな学力向上に向けた学校改善をめざして」
失礼いたします。私の方から要項に基づき、学校経営全般について説明させていただきます。
 要項13ページをお開きください。
 教育改革が急ピッチで進む中で、保護者・地域・そして、子どもたちにいかに信頼ある教育活動を行うかということが学校現場に課せられた大きな課題だと考えております。
 私自身、本校に赴任し3年目を迎えますが、、信頼ある学校づくりのために、ひとりひとりの確かな学力向上と心の教育の充実に向けて学校改善を図る学校経営を行うことを自分の課題としてきました。

 まず、この課題設定の背景として、本校の現状と教育課題・経営課題について述べさせていただきます。
 本校は、開校以来77年の歴史をもち、豊かな自然に囲まれ、地域に根ざした学校であり、地域・保護者の温かい支援を得ながら地域の教育力を活用する教育活動が定着しています。本校は、また、ここにあげておりますように、児童数減少のため全学年単学級であり、児童数159名の小規模校で児童の人間関係が固定化してしまう傾向にあります。
 そういった中で、縦割り異学年グループを多くの教育活動の基盤として年長者が年少者をいたわり温かく守るという教育活動を大事にしながら、人権・同和教育の理念を大事にした温かい人間関係を育む教育が伝統的になされてきております。今以て、不登校の子どもはおりませんが、このことは、小規模校ならではのよさですが、ひとりひとりの子どもを全教職員で見ていくという取り組みと子どもたちに関する日々の情報交換が徹底しているからともいえます。赴任してこの2年間子どもたちを見てきて、本当に心やさしく素直な子どもたちに育ってきていると思います。
 しかしながら、学力面については、これまでのCRTの学力検査(国・算)において全国平均より低い状況がみられます。この原因については、いろいろ職員の中でも論議してきましたが、子どもたちの学力向上ということは、人権・同和教育を基盤とした心の教育の充実・継続を図っていきながらも、解決を急ぐ本校の教育課題であります。そのために、教職員ひとりひとりが授業改善の取り組みを積極的に推進していくようにしていくことが、校長としての大きな経営課題であると考えています。

 具体的な、課題解決の取り組みとして、大きく2点から説明させていただきます。
 まず、1点目は、赴任いたしました1年目の平成17年度1年間の反省に基づき、子どもの実態に応じる、確かな学力育成と心の教育の充実が端的に表れるよう、平成18年度の初めに学校の教育目標を「自ら学び、確かに表現しながら、他とともによりよく生きる心豊かな子どもの育成」、重点目標を「自ら課題をもち、基礎基本の内容を身につける子どもの具現化」として、子どもたちのめざす姿として数値的に目に見える学力育成に焦点化するよう、学校経営要綱を全面的に書き直しました。
 そして、本年度はその2年目にあたるわけですが、昨年度の初めには、特に、職員の意識改革を図るものとして、重点目標の具現化を図る中心となる方策が「教育活動の改善・充実」であることを明確に示しました。次のページをごらんください。これは、要綱30ページに掲げております重点構想図の一部ですが、重点目標と5つの方策の関連を構造的に示しています。このように、教育目標達成に向けて直接的な方策が「教育活動の改善・充実」であることを明確にすることで、「組織・運営」「教職員の研修」「教育環境の充実」「学校評価」等の方策が整理・精選でき、「教育活動の改善・充実」を視点にスリム化を図ることができます。つまり、「組織・運営の改善」、「教職員の研修」、「教育環境の充実」、「学校評価」は、「教育活動の改善・充実」を目的とした方策であるととらえ、「教育活動の改善・充実」につながるための「組織・運営の改善」、「教職員の研修」、「教育環境の充実」、「学校評価」にしていく必要があるということです。さまざまな方策が何のために行われているかということを常に明確にしておかないと学校現場はいたずらに忙しくなるだけです。そのスリム化の一端として63ページには、校務分掌組織図を掲げていますが、一役一人制を基本として小規模校としての運営組織の効率化を図っています。
 そして、焦点化した「教育活動の改善・充実」の内容として、この図の中に書いておりますように、全体的な考え方を「自己学習力・自己表現力の育成と心の豊かさの育成を重視した教育活動の実施・評価・改善」とし、具体的には、2点、@「確かな学力を育てる学習指導の工夫」と、A「ひとりひとりのよさや可能性を伸ばす、学年学級経営の充実」に焦点化し、日々の子どもたちの教育すなわち、日常的な授業改善こそが教育目標達成のための方策であることの共通理解を図ってきたわけです。
 
 取り組みの大きな2点目は、「校長を中心とした組織・運営」という視点から、「教育活動の改善・充実」の具体化に向けて指針を明確にしたということです。大きく2点から述べていきます。
 (1)点目は、教育活動の目的と方法を明確にした教育活動の徹底を図るためのビジョンを示すことです。具体的には、27ページの学校経営要綱に明示していますが、基本的な指導のプロセスを問題解決過程として共通理解を図るとともに、教科推進計画においては目標と方策を示して日常指導の目安をしめしました。さらに、29ページにあります学力向上プランにおいて、本校のめざす学力を明らかにして、そのための方策としての構築する授業像日常指導のあり方を示しました。
 そして、「学力向上のための直接的な方法」としての日常の授業の充実に向けては、次の2点にしぼって
 @算数科学力の向上には「校区事業の取り組みの日常化」と、A国語学力の向上には「校内研究の日常化」を図っていくという共通理解を図り、今日まで実践してきているところです。
 日常指導の充実については、教頭、教務主任に指示するとともに校長自らも教室訪問、授業訪問を積極的に行い、学力プランの具体化としての日々の授業の質のアップをめざしています。
 特に校内研究の国語の指導には、専属の指導講師として積極的にかかわり、日常の授業改善の視点と方法を示したり、実際に示範授業を行ったりしてきていますが、学力向上プランの教室までの具体化と教育課程評価については、教務主任の方で説明いたします。
 
 (2)点目は、これまで述べてまいりました「経営ビジョン」について、教職員だけでなく保護者・地域にも積極的に示し説明責任を果たすとともに、日常の教育活動をできうる限り発信していくことで結果責任を果たしていこうとする取り組みです。
 学校経営要綱に示しています経営ビジョン並びに教育方針を、PTA総会、学校だより、学級だよりで積極的に発信するように努めてまいりました。特に赴任した一昨年の5月に開設した桜野小学校ホームページについては、校長の手により毎日更新し続けていますが、「校長の学校だより」としての位置づけをしており、ホームページ上に、本校の歴史と伝統と地域の様子を基本情報として掲げ、経営ビジョン並びにすべての教育課程をも基本情報として常時掲載することで保護者・地域に明確に示すとともに、日々の教育活動を写真に記録し具体的な子どもの姿として発信し続けてきております。また、学期末等に行った内部評価等をホームページ上にすべて公表してきております。

16ページをごらんください。
 ここには、昨年度より全面実施になった人事評価の適正な実施についてあげておりますが、職員には、その意義について十分に共通理解を図り、教育目標達成に向けての自己目標の設定とともに、具体的方策については、学級経営要項と整合を図りながら日々の授業改善の工夫を行い、子どもを変えていくこと教育実践が明確に自己評価できるように工夫しております。
 また、今、三輪中の事件に端を発し、さまざまな生徒指導に関する取り組みのあり方が求められていますが、本校は、先にも述べましたように小規模校ならではの些細な子どもの変化も見落とさず日常的に情報交換やいじめを未然に防ぐ取り組みは徹底してきております。日常的にアンテナを高く張るとともに、保護者との連携を大切にしながら日頃から信頼関係を築くことの重要性を折に触れて保護者のほうにも訴えてきております。取り組みの一端は、担当の方で説明いたします。

 最後になりますが、現在、学校改善の取り組みということでは3年目、重点目標を学力向上に焦点化して2年目を迎えておりますが、これまでの取り組みをふり返りまして、職員ひとりひとりに授業改善の必要性が理解され、現在、目に見える形で日常的な授業改善がなされてきている手応えを感じております。
 今日も授業をごらんいただき、まだまだ、不十分な点はあるかと思いますが、これからも日々の授業改善を行い、保護者・地域にさらなる信頼を得るために、職員一同、がんばって参りたいと思っています。
 また、子どもたちの表情と教職員の日々の熱心な教育活動と子どもたちのがんばりを可能な限りホームページに発信しておりますので、これからも、ときどき、ごらんいただければ幸いに存じます。
 以上で、学校経営についての説明を終わります。  H19/06/29

                                        

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15 平成19年度PTA総会あいさつ

みなさん。こんにちは。
 本日は、ご多用な中に、授業参観・PTA総会に多数ご出席いただきましてありがとうございました。そして、滞りなく、総会議事が承認されましたことにお礼申しあげます。また、PTA総会に際し、多くのご来賓の皆様のご臨席を得ましたことも重ねて感謝申しあげます。
 私も桜野小学校に赴任し3年目になります。昨年の総会の折にもお話しさせていただきましたが、桜野小学校は、すばらしい自然環境の中、保護者や地域の皆様、子どもを危険から守るボランティアの皆様方のご支援のもと、平成18年度も無事終えることができました。
 その中で、特に昨年については、学校の教育目標をかえ、子ども学力育成と豊かな心の育成に力を入れていくことを申しあげました。
 皆様方の支援に支えられ先生方の真摯な取り組みがあって、昨年をふり返ってみますと、学校訪問等機会あるごと、多方面からよい評価を聞くことができており充実した取り組みができたと思っています。保護者の皆様方にはごらんいただいたかと思いますが、「6年生を送る会」で示した子どもの表現力、集中力を見ましても、子どもがすいぶんと成長してきたという学校内部での自己評価も年度末に行ってきております。
 本年度も、それをさらに充実させていくということを願いまして、配付しているプリントをもとに本校の基本的な教育方針等説明いたしたいと思っております。
 1枚目は、学校経営にあたっての基本的な考え方を、「1.学校経営の基盤」、「2.本校の教育目標」、「3.その実現に向けての基本的方針」を書かせてもらっています。
 後ほどゆっくり目を通していただければ幸いですが、1の基盤としては、関係諸法規にしたがって公教育を行うこと、そして、地域や保護者の願いにたちそれに応える教育を行うということです。昨今の教育改革の流れにそっておりますが、特に、志摩町の教育施策えを受け、人権・同和教育の理念を基盤としながら地域社会を愛し、地域に主体的にかかわる心豊かな子どもの育成を大事にしていきたいと思っています。
 2の教育目標については、昨年変えており本年度2年目を迎えます。児童像に3つ「自ら学ぶ子」「やさしい子」「たくましい子」をあげていますが、今、求められる大事な子どもの姿だと考えます。特に、「自ら学ぶ子」の育成は、豊かな人間性を培う上においても、中心となる子どもの姿だと思っています。自ら学ぶ子は、やさしい子であり、たくましい子であるという考え方にたち、重点目標の「自ら課題をもち、基礎基本の内容を身につけていく子どもの具現化」の中でめざす子どもの姿だと考えております。
 2枚目は、教育目標に迫るための方策を構造図に記したもので、本校の取り組みの全体が分かるようになっております。教育目標を受けたとき図のほぼ中央にある教育活動の改善・充実が中心となることをあらわしており、今年も昨年に引き続き、日々の授業の充実めざして、子どもに力を育てていきたいと考えております。
 本校は、全学年単学級ということもあり、固定化しがちな人間関係でありますが、伝統的に異学年の縦割りグループ活動が他には見られない特徴であります。上級生が下級生をやさしく指導するということが伝統になっております。クラスの学習のみならず、縦割りグループを学習集団・活動集団として大きな位置をしめており、教育目標をめざす大きな活動です。この縦割りグループ活動もさらに充実させていきたいと思っています。
 特別支援教育の充実の項をごらんください。特別支援教育とは、以前、特殊教育と呼ばれていましたが、障がいをもった方々の社会参加のあり方としてノーマライゼーションとかバリアフリー社会の実現を求める方向に国の考え方も変わり、平成18年度に学校教育法が一部改正されて、それまで、特殊教育といわれていたものを特別支援教育、特殊学級を特別支援学級、養護・盲学校・聾学校を特別支援学校というように変わりました。そして、今、どの学校も特別支援教育を推進していくことが求められています。本校においてもこれまで以上に一人一人の課題やニーズに応じた教育を充実させていきたいと考えています。ひまわりルームは、正式には特別支援学級といいますが、ご存じのように、本年度、ひまわりルームが増設され、ひまわりルーム2学級となって教師の数が一人増員となっておりますた。個に応じた支援・指導がさらに充実するように特別支援教育についてもしっかりと取り組んでまいります。
 3枚目をごらんください。これは、学力を向上するためのプランを構造図で表したものです。
 学力とは、静的にとらえれば基礎的基本的な知識・理解・技能であることに違いありません。「学力が高い」というとき、知識の量が多かったり、理解の質が高かったり、技能が優れたりというテストでのみ判断されがちでありますが、生きる上において必要な学力とは、そういった静的にとらえる学力だけでなく、「自ら学んだり、自ら課題を解決したり力」すなわち、自ら学ぶ意欲や自らを高めていく、生き方につながる学び方を身に付けていくということが大切だと考えます。逆に、一般にいわれる「学力の高さ」は、そういった学ぶ意欲や学び方が支えているともいえます。
 また、学力の大部分を占める知識・理解に関する情報は、膨大なものがありますし、時代とともに変わっていくものです。また多くを記憶しても使わないでいるとせっかく身に付けた知識・理解は薄れていくものです。
 そういったことを考えても、本当に身につけなければいけないのは、忘れた知識でも新たな知識を得るためにも、自ら学んでいこうとする意欲や学び方になってきます。また、子どもたちが、大小さまざまな困難に出会ったときの、どう対処すればいいのか、対処のしかた、ものの見方や考え方を育てることが大切なことだと考えます。
 この学力向上プランの中央に書いておりますが、そこで、本校で育てようとする学力は、「各学年に定められた指導内容」とともに、「基礎的な学び方」「問題解決能力」のことです。問題解決能力とは、すなわち、自ら知識を得たり課題を解決したりする「自己学習力」といえます。このことを子どもの姿でいうと、基礎学力とともに学び方や勉強のしかたをしっかり身につけながら、自ら学ぶことを習慣化していく子どもをめざしているということです。
 このことのために、学校の教育活動では、昨年に引き続いて、国語科と算数科に視点を当てて、ふだんの授業の質を高めていく取り組みを行っていきたいと考えています。
 特に国語科を大事にするのは、学力を支えるもっとも基本的な力が、昨年も申しあげましたが、言葉の力、国語力だからです。認識するときも思考するときも人はことばを使っています。算数の学力といわれるものであっても、多くはことばで認識し、ことばで思考し、ことばで表現するわけです。国語の力を育てるということは、あらゆる学力を支える基礎を育てることにもなります。
 それとともに、「自ら学ぶ」学習習慣をつけるということは、家庭学習の習慣を身につけることが大切です。ここでは、家庭学習のめやすを書いておりますが、家庭の協力を是非ともお願いしないといけないことです。家庭学習の習慣をつけるためにはご家庭のご協力がかかせません。

 最後になりますが、本校の子どもたちは、とても素直でやさしい子どもたちが育ってきています。表現力とかコミュニケーション能力が弱いとかこれまでいわれてきておりますが、決してそういうことはありません。子どもたちは、表現したいと思う気持ちをもっているし、高まりたいという向上心ももっています。また、がんばって友だちに認められたいという願いももっている子どもたちです。子どものそういった思い願いに応える教育を本年度も推進していきたいと考えています。
 また、桜野小学校のホームページの公開にあたってというプリントも配付させていただいておりますが、ホームページについても毎日多くのアクセスがあります。昨年は、全国ホームページ大賞の福岡県代表校にもなりましたが、お配りしておりますもののなかにある基本的なガイドラインをもとにさらに充実させていくつもりです。
 以上、長くなりましたが、今年一年の本校教育へのご理解とご支援を重ねてお願いしまして校長の挨拶といたします。ありがとうございました。
                                         平成19年4月29日


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14 平成18年度「研究のまとめ」にあたり…

 平成18年度も終わりに近づきました。本年度は、子どもの基礎学力を育てていくことをねらいとして、教科の中で一番指導時数の多い国語科指導法の研究に焦点化し、日常の授業にすぐに反映されいくような研究へと大きく変えました。研究とは、日常の授業に反映してはじめて実践研究の意味があると考えるからです。そういった意味において、本年度をふり返ってみますと、事前研修と本番の授業研修をセットとした国語科の研究授業を全クラスが行い、主題研修としては年間12回行ってきている訳ですが、非常に内容の濃い研修が行われたとふり返っています。ただ、数多くをこなすのでなく、研究課題として焦点化され全員が共通理解した中で協議された研修は、明日の授業に生かすことのできるまさに研究の日常化につながる実り多い研修だったと思っています。
 指導方法の研修とは、つまるところ、指導力量アップの研修には違いないのですが、子どもの姿にしっかりと反映されてきているのにこの上ない喜びを感じています。教室から響く音読の声、板書には、必ずといっていいほど、さし絵やカードが教具として準備されていました。子どもも言葉に対し、真剣に考えている姿を多く見かけるようになりました。
 そして、その教具の準備に、2学期以降は、そう多くの時間をかけず、日常の授業にも確かな教師の解釈、教材研究をうかがうことができました。また、職員室や廊下で子どもの姿を通して、国語の授業についての話が気軽にされている姿も見かけることもたびたびでした。
 また、先生方から出される学期末評価の、学期を追って高まってきた肯定的な評価とともに、努力されてきた先生方の姿を思い起こせば、研究の日常化が実現している確かな手応えを感じています。さらには、そういった日常の授業の成果が、子どもたちの具体的な表現の場に成長した子どもの姿として出てきていることが何より嬉しく思っていることです。
 成長の姿として顕著に現れた表現の場は、3学期の6年生を送る会でした。1年間の学習の成果と子どもの成長を発表する場だったと思っています。日常的にも国語を子どもが好きになり、音読を好きになり、自分の考えを発表したり人の考えを聞いたりするのが日常の授業として当たり前のようになってきており、「呼びかけ」のシナリオの長さにもかかわらず、すべてを暗唱し、大きな声で発表している姿は、国語科学習指導の研修が、国語科にかぎらず、他の教科・領域の学習にも転移してきたからではないでしょうか。また、あのような場において多数で行う音読劇や呼びかけは、その間、たいへんな集中力が必要です。1年生も2年生も、全学年の子どもたちが見せたあの集中力は、ふだんの授業で培った集中力があのような緊張の場においても発揮されている姿であると言っても過言ではありません。子どもたちが秘めている力がどの子も大きく花開いている姿であるという気がしてなりませんでした。
 学び方を徹底して身につけさせるのは、当初は苦労も伴いますが、2度3度とくり返すうちに子どもにも身につけき、教師の手を多く取ることはなくなります。学び方を身につけると言うことは、今後自ら学ぶための武器にもなり、新しい課題に立ち向かうための基礎的な学力ともなります。次年度は、子どもたちも学年は変わり学習内容も変わります。また、新たな気持ちで本年度の研究の定着を図っていくことが大事なことであると思っています。 
 本年度の子どもの姿に具現化してきている多くの成果も研究部を中心としながら全職員が力を合わせ、考えを同じにして主題研修に取り組んだたまものだと思っています。本当にごくろうさまでした。次年度は、さらにその定着を図って行くことを期待いたします。
               平成19年3月23日    志摩町立桜野小学校  校長 古 川 千 年

                  (平成18年度校内研究のまとめ「はじめに」より)


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13 偉大な繰り返しの教育

 11月も最後の日になりました。今朝は、朝の活動時間を使って人権集会。先生方のロールプレイをもとに友達と仲良くすることについて考えます。6月の人権集会「白いぞうのはなし」昨年の人権集会(12/1)「ふたりはともだち」人権集会(6/30)「自分の気持ちを伝える」 と、ここ2年、4回の人権集会のようすを全部リンクさせ、比べて見られるようにしました。それぞれのようすを見比べるだけで、さまざまな感慨がわいてきます。この人権集会に限らずですが、トピックスに学校の日常を発信し累積する意義を感じることもできます。言ってみれば小学校教育というのは、偉大な繰り返しの教育…。これがまた学校の日常とも言えます。
 いそがしさに追われ、過ぎていった諸行事等、日常の授業も含めて当該者はあらためてふり返ってみることは定められた反省会以外ほとんどとれなくても、こうして見てみたとき、確かな足跡を残して行っているということを実感します。桜野小にかぎらずどこの学校でも同じです。子どもを預かり、責任をもって子どもの成長の手助けをする。失敗もたまにはあっても、子どもの姿をしっかり見つめ、よりよい方向を目指して、計画を立て体を張って実施し、そして、実践を子どもの姿からふり返り、よい教育活動に改善していく…。実践の過程には、子どもたちのよりよい人間関係づくりにも常に気を配りながら。
 こういった日常の学校のようすは、学校の理解を深めたり、学校の信頼を得るためにはもっともっと外部に積極的に発信していくことが大切だと思っているのです。
                     平成18年11月30日 記   おりふし日記より


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12 ホームページ更新しながら…

 ホームページビルダーに出会ったのは、平成12年。そのときは、特にサーバーアップしてどうしたというものでなく、ハイパーリンクの機能に興味惹かれただけであって、自分でホームページを持つということは憧れはしてもつくる気持ちもそんなことに時間を費やす暇もなかった。要するに発信する内容を持たなかったということ。発信するということは、表現ということ。表現する意図というか主題がなければ、ホームページを持ちたくても持てない。
 それが変わったのは校長になってから。校長としての初任校の3年目ももう3学期の平成16年1月下旬にさしかかったとき。「おそらく異動」を目前として赴任していた学校のよさを多くに知らせたいという気持ち一心でホームページビルダーを使っての学校ホームページ作成だった。
 学校での出来事、子どもの姿は、教師が思っているほど保護者にも地域にも知られてはいない。また、学校内にいる教師にとっても日々自分の担当の業務をこなすだけで、学校としての全体像を十分に把握できていない。それをどうにか理解してほしいという気持ちだった。往々にして外部に伝わるのは、よいことより悪いことの方。しかも、尾ひれをついて広がっていく。学校では、こんなに子どもたちも先生たちもがんばっているのに、日々の苦労は確かに多くあるけど喜びも感動も…そして、教育活動をしているときに見せる教師と子どもたちのすばらしい表情の数々、そんなひとつひとつの風景を保護者や地域の方々がいつも目にすることができれば、学校理解も深まっていくに違いない。問題点が一人歩きして、それがあたかも学校の全体像としてとらえられるのであればたまらない。学校の信頼を得るには、日常の学校を情報発信していくこと!
 そういったことで学校の日常をできるだけ知ってもらうことがホームページを自分の手で作り始めた大きなきっかけだった。また、保護者は、定められた参観日等に学校に来てわが子をみるといった限られた機会しかなく、学校のことを知りたい、日常の姿を見てみたいという気持ちが強いということを一方では確信していた。それは、わが子が学校に通っているとき保護者である自分自身そのように思っていたこと…。
 立ち上げには、学校ホームページとしての基本となるべきコンセプトの決定。それに基づく基本的なコンテンツ設置。デザインから構成から…その他、諸々の自己決定しなければならないことも多い。その当時、第1回目全日本小学校ホームページ大賞のことをネット上で知り、福岡県の代表校、優秀校のホームページを大いに参考にさせていただいた。そして、いよいよホームページとして「表現」し始めると、見た目だけでなく、表現内容、学校としての公的立場、そして作成者自身である校長としての立場も気になりだし、それに個人情報保護、肖像権等々のクリアしなければならないことも山積…。相談相手はなく、あの当時は、もう「校長の責任において」と自分に言い聞かせながら、ある部分は割り切って、ソフトの操作は試行錯誤しながらより合理的な方法を見出しつつ、できあがった姿を思い浮かべながら、連日深夜までの作業…。
 そんなわけで最初の学校ホームページをサーバーアップしたのは、取りかかってひと月後。はじめてサーバーに転送し、インターネットエクスプローラーでそのホームページをみたときはもう感激!!その後もホームページとしての体裁を整えることと学校の情報、日常の子どもの姿を発信することとをほぼ並行してのホームページづくり。夜半まで時間を費やす作業を続けることになった。そのころには、発信の喜びと同時にクリエイト(創造)の喜びでいっぱいだった。また、創造の喜びだけでなく、インターネットやホームページアップに関する様々の知識を獲得し作成方法を身につけていくことも大きな喜びでもあった。そして、現在もそれがそのまま続いている。パソコンに向ってホームページをいじらない日はない。
 
 桜野小学校ホームページは手がけた3校目のホームページ。当初がそうであったように、現在、桜野小学校ホームページにおいてもクリエーターであり、情報収集・加工・発信者でもあり、運営責任者…。そして、校長として情報発信の責任者。そのあり方は決して、一般的なことではないとは分かっていても、ホームページを使って発信していくことがライフワークのようにもなってしまっている。また、一般的には匿名性が特徴であるブログについてもこれまでの経緯から校長としての立場、実名を公表してしまったものになっている。

 公式サイトと銘打ってはいても、小学校ホームページの公式サイトといったものはどんなものだろうと思う。もしかしたら、極めてシンプルなものでいいのかも知れないと思いつつ、一方では、保護者や地域や子どもたち、卒業生のニーズに応じたホームページを求め続けている。願わくば、ホームページのよさ、ネットに発信することのよさを子どもたち、先生たちに、もっともっと分かってほしいこと…。
 その努力は、これからも続けないといけないことだと言い聞かせながら、今日もパソコンに向かっている…。

                           平成18年11月 記   おりふし日記より

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11 秋も深まって

 桜野フェスタがつい最近の出来事のように鮮明に思い出されるのに、もう11月も下旬。終業式までもう一ヶ月を切ってしまいました。明日をしっかり見つめて歩いていく一歩一歩の積み重ねが、いつのまにか、遙か遠くに見えていたものが眼前に迫っているというそんな感じですね。
 時の流れだけの話ではありません。教育の営みというのは、高い目標を掲げながらも、実は、日々の確かな積み重ねの上にしかそこに至る道はないということを常々思っています。一日一日の子どもの変容は、毎日、目にしているからこそよくは見えないものですが、ふと過去のある地点の姿を思い出したとき、子どもの大きな変容に気づくことも多々あります。我々教師は日々の確かな積み重ねが子どもの大きな成長につながっているのだということを励みにしていかなければならないものです。一定の期間をおいて、一定の尺度で子どもの姿を比べてみたとき、もしよい方向に変わっているとすれば、日々の教育効果があったのだとみていくのが大事なのだと思います。
 日々の営みの積み重ねが目標到達の王道であるとすれば、日々の教育の質を高めていく努力を欠かすことができません。研究ごと、イベントごともそれが目的としてあるものでなく、日常化するための方法であって日常化こそが目的なのだということです。方法の善し悪しは、子どもの姿でしかとらえることはできません。
                             平成18年11月 記
   おりふし日記より

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10 ホームページ自己アピール

<本校ホームページの特徴>
・学校の日常を発信する目的で校長自身デジカメ片手に見て回り、校長の手で毎日更新し続けることを通してホームページ自体を「校長の学校便り」として、保護者や地域に、ホームページのリンク機能の利点を生かし「教育活動の過去と今」を相互リンクさせながら「桜野小学校の過去から現在の時空をふくみこんだ今の姿」として発信しようとしていること。
・学校の75年にわたる卒業写真や歴代校長の写真をアップし、移り変わる子供たちのようすやそのときどきの時代背景が分かるようにしていること。そして、過去の自分に出会うことができるようにして卒業生にとっての「心のふるさと」となるべく母校をイメージカラー緑を基調としたホームページ上に現出させようとしていること。
・75年の歴史と伝統に支えられ、地域の特色の上に、だれもが閲覧できるように学校の方針や教育計画を掲載し、それに基づいた教育活動を行っているということをホームページ上に明記し、トピックス上に、ほとんど毎日、収集した子供の活動のようすを、写真を多用しながら発信していること。
・ 学校経営責任者としてのアカウンタビリティをホームページとして表現していること。

<ホームページに対する思い>
@個人情報保護他、肖像権の問題を超えるよさがある。
A校長の学校経営に活かせる。
 ・学校の教育活動・・・どのような方針のもとどんな教育活動がなされているか、表現することができる。
 ・ホームページそのものが学校教育を知ってもらう大きな手段・場となり、学校の情報、校長の方針をいつでもどこでも見たいときに見ることができる。
B子どもが発信するということが日常的になれば、表現力の育成はもとより子どもの情報教育に効果的に活かすことができる。
C卒業生にとっても、母校が身近に感じることができ、心のよりどころとなりうる。
D掲示板、ブログ等の負の部分だけを大きく取り上げるのでなく、積極的にそれらにかかわらせることが正しい使い方を身につけさせることになる。     
                                 平成18年7月 記

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bX ホームページは校長の学校だより

 昨年5月23日にホームページを公開して430日を超えました。多くの方のアクセスに感謝します。また、このたびの「J-KIDS大賞2006」では、福岡県の代表校として選出され、さらに、多くの方々にこの自然豊かな地域と地域に支えられた桜野小学校の教育を知っていただく機会を得たことをたいへん喜んでおります。
 当初は、赴任したばかりの私が桜野小学校のことを早く理解することと、私の経営方針・教育方針を公開するとともに、日常の教育活動を積極的に発信して子供たちの姿や教師のがんばりを通して学校のことをよりよく保護者・地域の方々に知っていただくことを目的としました。この1年2ヶ月の間、デジカメを片手に毎日校内巡視を可能な限り続け、発信目的で日常の教育活動を撮り続けることは日常をよりつぶさに見続けることにもなり、76年の歴史と伝統に支えられ地域に根ざす桜野小学校を私自身が再認識することにもなっています。
 学校は、75年の歴史と地域の特色という基盤の上に校長の教育方針があり、めざす子供の姿を求めて日々の教育活動の営みがなされています。「学校の今」を発信し続けるということは、75年の歴史と地域に支えられた「今」をホームページ上に蓄積していくことに他なりません。言いかえる、学校のホームページには、過去から現在にいたる姿を発信し、蓄積できるというすばらしさがあるということです。
 訪れる方々にとっては、いつでも、そのときどきの「今」を振りかえることも可能になります。そのように考えれば、ホームページ上に過去から現在にいたる時空をそなえた桜野小学校の姿を発信しているとも言うことができ、ホームページ上に、卒業生にとっての「心のふるさと」母校を現出することになると考えています。
 今のところ、まだまだ過去から現在にいたる時空を十分に備えているとは言えませんが、今の保護者や子供たちのみならず、卒業生をはじめ多くの桜野小の関係者、それぞれの必要や興味・関心により応えることのできるホームページを目指して情報収集し、更新、発信を続けていきたいと考えています。そして、訪れる方々には、桜野小学校ホームページそのものが今の「校長の学校だより」としてとらえていただければさいわいに思います。
 先には、桜野小学校ホームページの基本的なコンセプトにそい十分に条件整備を行った上で、本校それぞれの教師による発信、子供たちからの発信といったコンテンツも備えていきたいと思っています。掲示板BBSには、卒業生や地域の方の書き込みがなされています。ブログサイトもつくり、訪れる方々が感想や意見を書き込むことができるようにもしています。関係者の親しみの持てるホームページ、そして、本ホームページを訪れるだれもが糸島郡志摩町立桜野小学校の教育に関心をもっていただくきっかけとなるホームページになることを願っています。
                                      平成18年7月30日 


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bW  自己学習力と言葉の力を

 子どもたちの姿をみたとき、非常に素直でやさしい子どもたちが育っている反面、新規なものに対する知的好奇心、すばらしいもの美しいものに出会ったときの感動や驚きといったものを見かけることが少ないように感じます。また、学習場面をみたとき、ちょっと困難に出会うと、すぐにできないとあきらめてしまう傾向・・。すぐに人に聞こうとして自分の力で何とか分かろうとするねばり強さ、自分の可能性を信じ解決していこうとするたくましさ・・。そういったものがやや弱いように感じるのです。この傾向は、本校に限ったことではありません。
 このことは、子どもたちをとりまく、不都合を克服する問題意識を持つまでもない便利すぎる社会環境が大きな原因の一つと言われます。身近な例をあげれば、子どもたちが、さして苦労することなく、お金を出せば欲しいものがすぐ手に入るように、また、スイッチを入れればすぐにテレビが見られるように、便利な「もの・こと」が生まれたときから子どもたちの身の回りの当たり前にあるものになってしまっているからです。暑ければエアコンのスイッチを入れればいいわけで、涼しく過ごすための工夫を自分でするといった経験がなくなってしまっている。つまり、そういうことでは、生きる上での大切な知恵を獲得するためのプロセスを体験することがないまま子どもたちは大人になってしまう。
 ここで必要な体験とは、暑いといった現象に出会い、それを克服するためには何をすればいいかといった問題意識を持つ体験。それまでのさまざまな体験を想起しながら、窓を開けて風通しをよくすれば涼しくなるのではないかと予想し実際に窓を開けて風通しをよくする工夫を行う体験。そして、予想通り涼しくなった快適な部屋に変えることができたという体験。この一連のプロセスなのです。予想し、予想通りならなかった体験も重要です。このような暑ければどうすればよいかといった解決方法を考える数多くの体験が生きる上の知恵になり、ひいては解決すべき現象に出会って自ら解決していくといった「生きる力」となっていくのです。
 特に本年度から、さまざまな困難を自分の力で乗り越える「自己学習力」と自己学習を可能にする基礎的な学力を徹底して身につけさせようとしています。つまり、課題を自ら解決していく学び方・生き方を身につけていくということです。そして、実際の学習場面では、国語の授業を重視して言葉の力を高めていくことを大事にします。思考は言葉で行います。また、コミュニケーションの手段は言葉です。自分の伝えたいことを相手にきちんと分かるように伝える表現力、相手の言うことを正しく受け止める理解力も言葉の力です。言葉の力は、さまざまな学力の基礎とも言えます。
 一般的は、体験の乏しさによる学習意欲の低下も最近の調査で明らかにされてきており、体験を重視する教育活動の重要性が言われています。本校は、都市化した地域にある学校とはちがって、豊かな自然と歴史や文化、さらにはそこで生きている人々といったすばらしい教育環境を持っています。その中で子どもたちはすくすくと育っています。この環境を最大限に生かし本年度も充実した教育を推進していきたいと思っています。

     (PTA広報紙「さくらの」原稿から平成18年6月23日発行)

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bV  平成18年度PTA総会あいさつ

 みなさん。こんにちは。
 本日は、ご多用な中に、授業参観・PTA総会に多数ご出席いただきまして、まことに本当にありがとうございました。そして、滞りなく、総会議事が承認されましたことにお礼申しあげます。また、PTA総会に際し、多くのご来賓の皆様のご臨席を得ましたことも重ねて感謝申しあげます。
 私も桜野小学校に赴任し2年目を迎えます。この一年間、桜野小をつぶさに見てきまして、すばらしい自然環境の中、保護者や地域の皆様のご支援のもと、充実した教育が行われてきたと自信をもって言うことができます。保護者や地域の皆様の日頃のご支援とご協力に対しまして、この場をお借りし、厚くお礼を申しあげます。
 さて、教育改革と言われる今の流れの中で、子どもの教育に関しては、学力低下の問題、青少年の問題行動等々、教育課題が山積しております。また、情報社会、国際社会と言われる社会の変化の中で、学校だけでは解決できない多くのことも出てきております。そして、子どもたちを取り巻く社会環境は決してよいものではありません。
 昨年度におきましては、それぞれの関係諸団体の皆様、地域の皆様方の、子どもを危険から守る多くのボランティア活動をしていただきました。このことに対しましても、この場をお借りして感謝とともにお礼を申しあげます。
 そういった今日の社会の変化の中で、学校教育が果たす役割というものを原点に返って考えたとき、生涯にわたって生きて働く基礎・基本の力を身につけさせていくことは、小学校教育の使命であり責務だと言えます。
 今の教育界の動向、社会の要請は、子どもたちに確かな学力をつけること、そして、心の教育を充実させることですが、本校がこれまで行ってきた教育、そして、これから行っていこうとする教育は、まさに、そのことと重なり合うものであります。
 これから、少し長くなりますが、若干の時間をお借りして、学校経営についてご説明したいと思います。プリントを配布しておりますが、ごらんください。1枚目は、教育目標と基本的な教育方針を掲げております。後ほどゆっくり目を通していただければ幸いですが、本年度、学校の教育目標を変えております。これは、これまで桜野小学校がやってきたことを焦点化し、教育の質の向上をめざしながら、取り組みがきちんとした子どもの姿として成果が出てくることを願ってのことです。
 特に、本年度の重点目標として、「自ら課題をもち、基礎基本の内容を身につけていく子どもの具現化」としております。これは、一人一人に確かな学力をつけていくことをあらわしております。めざす子ども像で言えば、一番目の「自ら学ぶ子ども」の育成です。
 昨年までの「かしこい子ども」と同じ意味ですが、静的にとらえるのでなく、生涯にわたって、自分を高めていこうとする意味がより表現されるものとして、本年度は、「自ら学ぶ子ども」を掲げ、そこを特にめざしていきたいと考えています。
 2枚目は、教育目標に迫るための方策を構造図に記したもので、方策の中でも図のほぼ中央にある教育活動の改善・充実が中心となることをあらわしています。
 3枚目をごらんください。これは、学力を向上するための計画です。
 学力とは、静的にとらえれば基礎的基本的な知識・理解・技能であることに違いありません。「学力が高い」というとき、知識の量が多かったり、理解の質が高かったり、技能が優れたりと言うテストでのみ判断されがちでありますが、生きる上において必要な学力とは、そういった静的にとらえる学力だけでなく、「自ら学んだり、自ら課題を解決したり力」すなわち、自ら学ぶ意欲や自らを高めていく学び方です。逆に、「学力の高さ」は、そういった学ぶ意欲や学び方が支えているとも言えます。
 学力の大部分を占める知識・理解とは、膨大なものがありますし、時代とともに変わっていくものです。また、多くを記憶しても使わないでいると知識・理解は薄れていくもです。
 そういったことを考えれば、本当に身につけなければいけないのは、忘れた知識でも、新たな知識を得るためにも、自ら学んでいこうとする意欲や学び方、ものの見方や考え方、つまり、思考力や創造力、表現力を必要とする「問題解決能力」と言われるものを育てることが大切なことだと思います。
このプランの中央に書いておりますが、そこで、本校で育てようとする学力は、「各学年に定められた指導内容」とともに、「基礎的な学び方」と「問題解決能力」のことです。問題解決能力とは、すなわち、自ら知識を得たり課題を解決したりする「自己学習力」と言えます。言い換えると、学び方、勉強のしかたを身につけ、自ら学ぶことを習慣化していくことをめざします。
 それらを身につけた子どもが、「自ら学ぶ子ども」だととらえております。
 そして、そのような学力を支えるもっとも基本的な力は、ことばの力です。認識するときも思考するときも人はことばを使っているわけです。算数の学力と言われるものであっても、多くはことばで認識し、ことばで思考し、またことばで表現するわけです。国語の力を育てるということは、あらゆる学力を支える基礎を育てることにもなります。
 そこで、そういったことばの力が身についた「自ら学ぶ子ども」の姿をめざすために、本年度、特に力を入れようとしていることは、2枚目に書いておりますように「授業」を中心とした教育活動の改善・充実です。
 子どもが学校で過ごす大部分の時間は、授業を受ける時間です。そういった授業をこれまで以上に大事にしながら、生涯にわたって生きる力となる、至極当たり前のことですが、国語の基礎学力、算数の基礎学力を身につけさせることを徹底して取り組んでいきたいと思っています。
 当然、これまでも授業は大事にしてきていますが、多くの行事に追われるのでなく、子ども自身が自分の成長を自覚し、学ぶことの喜びや楽しさを味わうことのできるような質の高い授業を日々行っていけるよう努めてまいりたいと思います。これが学校における人権・同和教育の重要な視点である一人一人に確かな学力保障をしていくことでもあります。
 それとともに、自ら学ぶ学習習慣をつけるということは、家庭学習の習慣を身につけること、ここでは、家庭学習のめやすを書いておりますが、家庭の協力を是非ともお願いしないといけないことです。
 本校の子どもたちは、とても素直でやさしい子どもたちが育ってきています。しかしながら、表現力とかコミュニケーション能力が弱いとか言うことがこれまで言われてきております。また、自己主張をことばでうまくできないという意味で、たくましさにかけるように感じています。
 そういった本校の課題を克服していくためにも、自ら学ぶ子を育てる意義は大きいと思います。
 子どもが学校が楽しいという本来的な意味は、勉強がわかる。新しいことを知ることができるという楽しさであり喜びがあるということです。また、友だちといっしょに勉強ができるという楽しさです。
子どもたちが、学ぶ喜び、ともに学ぶ喜びを味わうことができるよう、今年一年、教職員一体となって頑張ってまいりたいと思います。
 最後になりますが、現在、外部による学校評価を行う必要が言われております。これは、子どもの姿を通して、学校の取り組みに対する評価をしていただくことです。
 よりよい学校にしていくために、そういった保護者の皆様、地域の皆様の意見が必要です。学校は、皆様の意見を大事にし、子どもを中心として常に改善を進める学校でなければならないと考えます。そのことが、開かれた学校にすることであります。今後、アンケート等による学校評価の依頼をすることもありますが、どうぞよろしくお願いします。
 以上、長くなりましたが、今年一年の本校教育へのご理解とご支援を重ねてお願いしまして、校長の挨拶といたします。ありがとうございました。
                              平成18年4月28日

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bU  平成17年度研究のまとめにあたって

 早いもので平成17年度の終わりを迎えます。本年度をふり返ってみますと、教育目標の具現化に向けておこなってきた様々の教育活動が、子どものよりよき姿として現れてきたことが手応えとして感じることができます。
 本年度も教育改革の波は、とどまることなく加速度を増しています。現在、学校教育に課せられた課題として、「確かな学力の向上」と「心の教育の充実」がいわれています。文部科学省は、「生きる力」を構成する要素として、「豊かな人間性」「確かな学力」「健康・体力」であることを明確にし、そのための基本的な方策を明確にしてきています。また、新しい義務教育の姿として、中央教育審議会答申(平成17年10月26日)は、保護者や地域の期待に応えるために、学校の教育力(学校力)を強化し、教師の力量(教師力)を強化し、子どもたちの「人間力」の育成を図ることの重要性を謳い、子どもたちを育成するに、教育の質のレベルを上げていくことを強く求めてきています。
 したがって、学校現場においても、学校の教育目標具現化のために、私たち教師が自分自身の実践的な指導力を高めながら、地域の実情に応じた方策が効果的に策定されることが求められているといえます。
 さて、生きる力を育てるための方策にあたるものは、学校現場の意向とは、直接的に関係がなく社会の変化に応じて余儀なく対応せざるを得ない部分はあります。しかし、子どもをよりよく成長させるための方途だという意味づけは外すことはできません。開かれた学校、特色ある学校づくり、学校の説明責任・結果責任、学校評価等々の概念も、子どもを育てるという目的のもと、学校現場においては、方法論にすぎないということをしっかりと認識しておかなければなりません。方法論は得てして一人歩きをしてしまいます。目的をどこかで見失い、方法として肥大化すれば、限られた時間において方法を実施することすら困難になってくるものです。
 そういうことを考えてみたとき、教育改革といわれ、新しい概念がどんどん入ってくる時期だからこそ、目的像を明らかにして、方法論を取捨選択、あるいは効果的な取り入れといった視点が必要になるのです。そのための判断の基準は、まずは子どもの実態です。そして、その子どもを取り巻く地域の実態。今こそ、これまで以上の実態把握が重要な時期であるといえるのではないでしょうか。
 学校現場における具体的な作業としては、学校の教育目標からみた子どもの姿を通して、これまでの実践の見直しと充実をめざす延長上にあるものでなければならないと考えます。このような基本的な立場に立つならば、それまでの教育活動を精選・焦点化することでより本校の特色化をめざしていくべきだと考えます。ことばを変えればスリム化です。教育目標の具現化には多くの方法論は要らないと思います。数少ない方法の質を如何に高めるかが重要なのです。そして、そういった取り組みについては、客観的な評価が大切になってきます。これは、学校内部だけでなく、外部の評価があってより客観性を高めるものです。

 桜野小学校は、豊かな自然・文化、また、桜井小学校、野北小学校開校から数えて130年、昭和5年に両校が統合し桜野小学校になって75年の歴史と伝統に支えられた「地域に根ざした学校」としてあります。幸いにして、平成15・16年度と志摩町の教育委員会の指定を受け、生活科・総合的学習の研究発表会を行ってきております。本年度の校内研究の中核は、それらの実績を確かにカリキュラムに定着させるものして、実践的に研究を行ってきました。
 また、現職研修においても、本校の伝統的な人権・同和教育を基盤におきながら、算数科、特別活動、道徳、さらには特別支援教育と、授業実践を通した研修を重ねることができました。
 また、日常的には、校区事業との連携を図りながら、CRT検査をもとにして子どもたちの算数の学力を高めるための方向を探り、児童支援加配、指導法工夫改善加配の先生方を中心として、コースを分けた小人数指導の工夫を図るなどの取り組みを行ってまいりました。遅々とした歩みではありますが、確実に成果があがってきていると思います。
 日常的に子どもを育てるための方策としても、主題研究の日常化、並びに、学力向上プランの教室までの具体化による日々の授業の充実、また、教室にはネームカード等を生かしながら個の活動に視点をおいた教育活動の充実を図るといった本校の一人一人を大事にする伝統がしっかり位置づいていており、先生方の熱心な取り組みが伝わってまいりました。
 特に、「確かな学力」の保障については、学期末評価等において取り組み状況と実態をしっかりとふり返りながら、その後の方向性を模索しつつ、子どもの基礎学力を定着させる取り組みを継続していったことは、今後に向けて大きな意義があり、成果もあがったと感じています。子どもの姿での検証はこれからです。
 また、6月に行いました糸島地区学校給食研究大会では、会場校として全クラスが公開授業を行い、本校の食に関する取り組みを発表し高い評価を得ることにもなりました。
 ただ、先生方には、この一年、非常にあわただしい日々を送ることにもなり、方法において改善すべき点は多々あったと反省します。しかし、今年一年の多くの成果は、研究主任を中心とした研究推進委員会をはじめとし、それぞれの分掌が機能しつつ、子どもの姿を通して全職員が一体となって精進・努力したたまものだと思っています。この紙面をお借りし、先生方のたゆまぬ努力と真摯な実践に敬意を表し、心より感謝を申し上げます。
 次年度に向けては、これまでの反省にありますように、子どもの姿からコミュニケーションの力や自分の思いを的確にことばで表す力を育てることが課題であると感じています。当然、それは国語力を身につけさせる必要性を指し示すものと思います。ただ、新しい方策といったものは、子どもの姿に功を奏すものでなければ、忙しさを増し混乱を招くだけで、よい見通しはもてません。今ある実践を見直し、さらに質の高い教育活動に改善・充実していくことを祈ってやみません。

 最後になりますが、本校研究推進のため、ご指導いただきました福岡教育事務所指導主事 馬場 隆先生、斎藤真一先生、志免町立志免西小学校長 山下英俊先生、久山町立山田小学校長 坂田紳一先生、宇美町立原田小学校長 井上和信先生、古賀市立千鳥小学校長 佐々木壮一朗先生、糟屋町立粕屋西小学校長 山本 浩先生、筑紫野市立筑紫東小学校長 主税保徳先生、春日市立春日野小学校教頭 井手明徳先生、太宰府西小学校教頭 芋生秀一先生、筑紫野市立天拝小学校 朝倉博実先生、子どもたちの活動を支えていただきましたゲストティチャーの皆様、保護者や地域の皆様に心よりお礼を申し上げます。また、物心両面からご支援・ご協力をいただきました志摩町教育委員会、本校PTAの皆様に深く感謝を申し上げます。                         平成18年 3月    志摩町立桜野小学校  校長 古 川 千 年 
                 (平成17年度校内研究のまとめ「はじめに」より)


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bT  子どもが楽しい学校に

 四月に赴任してはや一年です。保護者や地域の方々のご理解と多大なるご支援をいただきながら桜野小学校への大きな関心と期待を感じています。
今、教育改革のまっただ中、しかも改革の速度を増してきておりますが、昔と変わらぬ自然と温かい地域に囲まれ、その中で育まれる子どもたちを見たとき、一人一人の子どもを大事にするという不易のものの大切さを思い起こさせます。子どもたちに確かな学力を身につけさせることや心の教育の充実は、今に言われることでなく、これまでも大事にされてきたことです。学力低下の問題も取りざたされておりますが、地域を知り子どもの実態をしっかり見つめ、子どもを伸ばす教育をしっかり行うことを求めていることに他なりません。
 私は、常々、「学校は一人一人の子どもにとって楽しいところ」でなければならないと考えております。学校が楽しいとは、勉強がわかり、自分を受け入れてくれる友だちがいて学校があって心の居場所があるということです。また、勉強がわかるとは、友だちといっしょの授業が楽しくなることです。授業は、学校教育の中では大きな時間を割き、学校教育の中心となる教育活動です。流行を追うのでなく子どもに何が必要かを見極めながら心に余裕をもって子どもの教育にあたることができるようにする必要があると考えます。そして、小学校の教育として生涯にわたって基礎となって働く学力をきちんと身につけさせるべく授業の質をさらに高めていきたいと思うこの頃です。 
 今後とも保護者と地域の皆様には、学校教育へのご理解とご支援をお願い申し上げます。                                  
    (「広報紙さくらの」原稿から 平成18年3月24日発行より)

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bS  伝統を引き継いで

 すばらしい桜野フェスタでした。先輩たちから引き継いだ桜野小学校のすばらしい伝統だと思います。
 この桜野フェスタの特徴は、児童会や6年生が中心になった「子どもたちの桜野フェスタ」になっていることです。
 諸準備のための活動の中心は、縦割りグループですが、フェスタ当日だけの出し物に価値があるのでなく、それまでの諸準備がとてもすばらしい体験でありみなさんの学習になっていることにも大きな価値があります。調べて、まとめて、新しく分かったことだけでなくフェスタの準備の期間が友だちとのきずなを深めたと思います。
 そして、当日は、それぞれのグループの発表が見事に調和し、桜野フェスタとしてまとまった温かいフェスタになっていました。
 昨年のことの反省にたちながら、縦割りグループを中心にさらによくしようとみなさんの工夫も随所で見られました。みんな楽しめていました。みんな活躍していました。
 どこに出しても誇れる桜野小学校のだけができる「桜野フェスタ」だと思いました。
 みなさんもやり遂げた満足感や喜びでいっぱいになったのではないでしょうか。6年生はこれを財産にこれからもがんばってほしいですね。
 縦割りグループの中学年、低学年、はじめての1年生にも、6年生のがんばりが伝わりこのフェスタのよさがこれからも伝えられていくのではないでしょうか。期待しています。
              (6年生のニュース取材のインタビューから平成17年11月30日)

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bR  子どもの姿は教育の結果

 朝、子どもたちを迎える先生たちの姿、膝をついて雑巾がけしている子どもたちといっしょになって掃除している先生たち。そんな、子どもたちによりそった本校の教育の姿がとても新鮮に感じます。また、一学期のわずかな間に除草作業、運動会、梅ちぎり等々、PTAはじめ地域の方々の学校へのかかわりもすばらしいものがあり、歴史と伝統に支えられ地域にしっかり根付いた学校だと感じました。
 このような学校を母校にできる子どもたちはしあわせです。本校では、一人一人に視点をあて豊かな心を育む教育活動が伝統的に行われてきております。そのことの成果が現れているのだと思います。
 伝統に支えられた教育を基盤としながら、本年度は、特に確かな学力の育成と相手を思いやる人権感覚に支えられた豊かな心の育成を重点目標に掲げています。
 そのための大きな柱となる方策として、学校では、分かる授業、できるようになる授業づくりに力を入れていきます。さまざまの教育活動がありますが、学校生活の中でも一番時間を使っているのは日々の授業です。子どもたちは、授業が分かったり、できたりすることで学校が楽しくなるのです。そして、もう一つの柱は、温かい人間関係づくりです。当然、子どもたちの人間関係は、学校生活の基盤というべきもの。お互いを信じ合い、認め合うことができる人間関係があってこそ学校が楽しくなります。
 分かる授業づくりと温かい人間関係づくりの日々の営みの結果としての子どもの姿です。よければよさを知らせていただき、何か気になる姿があれば、どうぞお知らせください。子どもたちの姿は、学校だけの評価で終わる時代ではありません。教育の結果としての子どもの成長の姿、変容の姿を時間の流れの中の変化として見ていくことが大切です。
 そのためにも積極的に教育活動を発信し学校を開きます。子どもの姿を通して学校が語られるとき、学校は変容していくと信じます。めざす子どもの実現に向けて学校は改善し続けていきます。
    (PTA広報紙「さくらの」原稿から平成17年7月1日発行)

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bQ  ホームページ開設!

 このたび、志摩町立桜野小学校ホームページを開設しました。
 糸島郡志摩町立桜野小学校は、昭和5年に、桜井小学校と野北小学校が統合されて、現在地に桜野小学校として開校しました。糸島半島の北東に位置し、風光明媚な名勝と旧蹟、田園地帯と小高い山林、そして漁港等々、豊かな自然に囲まれた学校です。
 近年、少子化、核家族化等世帯構成の変化により、児童数は減り、平成17年度4月1日現在、全学年単学級、児童数は160名となっています。
 ここでは、伝統的に、一人一人の子どもを大事にしたきめ細かな指導とともに、地域と一体となって、豊かな人間性を育む教育が行われてきております。これまでにも、地域の教育力、地域の教育資源を積極的に活用しながら、一人一人のよさや可能性を伸ばし、地域のよさを知りふるさとを愛する子どもを育てることを学校の主要な目標としてきました。平成16年度には、平成15年度から2年間、志摩町教育委員会の研究指定を受け、生活科と総合的な学習の時間の教科・領域において、「豊かな表現力をもち、自己の生き方をつくり出す学習指導の創造」をテーマに,多数のゲストティチャーを活用した研究発表会を行いました。また、志摩町唯一の中学校である志摩中学校との連携も図りながら、算数科を中心に子どもへの確かな学力を育てる取り組みも積極的に行ってきているところです。
 本ホームページは、立ち上げたばかりで、今のところ十分にコンテンツもそろってはいませんが、今後、できるだけ早いうちに内容を整えていきます。また、日頃の教育活動を中心として、日々、更新していく予定です。どうぞ、ご期待ください。本サイトを訪れられ、ご意見・ご感想をいただければ幸いに存じます。掲示板BBSにつきましても、一定の規定を設けさせていただきますが、どうぞご活用ください。
 終わりになりますが本校ホームページをもとに、地域との絆がこれまで以上に深まることを願い、さらには、本校の取り組みが全国に広く発信されることで、他校、他地域との交流のきっかけとなればと願っています。
 志摩町立桜野小学校ホームページを今後ともよろしくお願いします。

                                 平成17年5月23日

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bP  平成17年度PTA総会あいさつ

みなさん。こんにちは。
 本日は、ご多用な中、授業参観・PTA総会に多数ご出席いただきまして、本当にありがとうございました。また、滞りなく、総会議事が承認されましたことに大変感謝いたしております。
 私は、このたびの人事異動で大野城市月の浦小学校というところから本校校長として赴任しました。広域人事で、筑紫地区から糸島地区に赴任したということになりますが、もともと生まれも育ちも糸島です。そういった意味では、30数年ぶりに自然豊かなふるさとに戻らせていただき、ありがたく思っています。
 まだ、1ヶ月足らずではありますが、一人一人を大切にした先生たちの子どもへのかかわり、あいさつをきちんと返す子どもたちの姿、そして、地域・保護者の皆様の温かい支えを感じることができ、本当に嬉しく思っております。
 これからも、地域と連携した教育活動の推進を行った前任の城戸校長の意志を受け継ぎ、保護者の皆様はじめ地域の皆様と力をあわせて本校の教育を進めてまいりたいと思います。どうか、よろしくお願いいたします。
 さて、 教育改革といわれる新しい教育の流れは試行段階も含め、6年目になります。また、完全実施は平成14年からなされ、今年は、学校五日制、総合学習の新設等、新しい教育課程に変わって4年目を迎えるわけですが、 新しい教育の理念は、家庭では基本的な生活習慣やしつけを、学校では、真に生きて働く学力と心の教育を、そして、地域社会では、地域の子どもは地域での教育をといった、それぞれの役割を明確にしながら、子どもを中心にした教育を、学校と、家庭、地域が連携して行うということでした。
 特に、学校と家庭との連携ということにつきましては、基本は、互いの信頼関係だと考えております。学校は、校長を中心とした組織体ではありますが、直接的には、担任と保護者の皆様がお子様を中心として、子どものよりよき成長を願ってそれぞれの役割を大事にしながらすすめていくことが大切です。学校の考え方をしっかりご理解いただき、何かありましたら、ご遠慮なく学校の方にお話ください。
 また、学校は、一人ひとりの子どもにとって楽しいところでなければならないと思っています。160名の子どもが「学校が楽しい」と感じることができるということです。それが私の学校経営するにあたっての基本的な考え方です。
 学校が楽しいとは、まずは、「勉強がわかる」ということ、自分を受け入れてくれる「友だちがいる」ということ、学校に自分の「心の居場所がある」ということです。「子どもが学校を楽しく感じる」それが基盤にしながら、1時間1時間の「わかる授業・できる授業」を中心にすえた教育を行っていきたいと考えています。
 また、私が教育で、もっとも大事にしてきたことは、一人一人がもっているよさや可能性を引き出すということです。そしてそれを基盤にした教育活動を行っていくことだと考えています。一人一人には、皆、よさがあります。また、よりよく生きたい・成長したいという願いをもった存在です。しかしながら、自分一人では、自分のよさや可能性にはなかなか気づかないものです。そこで教育において子どものいいところを見出し、努力して伸びたところを思い切りほめてやるということを繰り返していくことが基本だと考えております。これからも、これまでと同様、職員一体となって、子どもをしっかりと見つめ、、教育活動を継続して参りたいと考えております。
 最後になりますが、現在、外部による学校評価ということが言われております。このことについては、子どもの姿を通して、外部の方々に学校の評価をしていただくことですが、よりよい学校にしていくために、そういった保護者の皆様、地域の皆様の意見も必要になります。学校は決して独りよがりにあるのでなく、子どもを中心として常に改善を進める学校でなければならないと考えます。そのことが、開かれた学校にすることでありますし、私の学校経営の基本的な方針です。
 長くなりましたが、今年一年の本校教育へのご理解とご支援を重ねてお願いしまして校長の挨拶といたします。ありがとうございました。

                                 平成17年4月29日

とびらへもどる                                   文責 桜野小校長 古川